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JUNTENDO MEDICAL JOURNAL68巻4号をお届けいたします。早いもので2022年も下半期に入りました。上半期を振り返ると、世間一般では大きな話題が3つありました。残念ながら暗いニュースばかりです。まず、本年2月からのロシアのウクライナ侵攻。順天堂大学ではいち早く募金活動を開始し、医学部ではウクライナの医学生や研究者の受け入れも行いました。しかし、本稿を執筆している8月上旬現在、紛争の終結はまだ遠いように思われます。2つめは、7月8日の安倍元首相の銃撃事件。3つめは、COVID-19の第7波。ゴールデンウィーク頃には下火になったかにみえたのですが、7月初旬からの第7波は第6波の約2倍のスピードで感染拡大し、日本全国での一日あたりの新規感染者数は20万人を超えてさらに拡大しつつあります。7月中旬~下旬には本学の医学部生にも感染/濃厚接触による自宅待機者が急増しましたが、第7波はお盆過ぎにはピークアウトとの予測もあるようです。本誌が公開される頃には収束に向かっていることを祈るばかりです。一方、順天堂大学での明るい話題として、4月から医療科学部がスタートしました。臨床検査技師や臨床工学技士を養成する、第7番目の学部です。なお、医療科学部のある日の出キャンパスには、再来年度にむけて「薬学部」設置申請の準備が進んでいるようです。これら医療系の新学部の開設に伴い、順天堂大学の健康総合大学としての存在感はますます大きくなると思われます。この際に重要になるのが、「多職種連携」への教育体制作りです。6附属病院も含めて一層緊密な学部間の協力体制が望まれます。本誌を通して、先生方の御研究内容の情報共有が学部間で促進され、多職種連携にも貢献できれば幸いです。積極的な投稿をお待ちいたします。編集委員相川眞範射場敏明大田康江大野直子落合匠金子和夫城山泰彦後藤政実小西清貴櫻井しのぶ髙橋和久谷川武田村好史7月の半ば、実に30年ぶりに奄美大島に行って来ました。久し振りに見るエメラルドグリーンの海や、真白な砂浜、打ち寄せる波の音、そしてアダンの実・・・田中一村(島に移り住んだ日本画家)の絵そのものの世界に浸り、大満足の旅でした。(宮道明子) 順天堂醫事雑誌の記事については既に明治8年の創刊号から電子化されており,J-STAGE(科学技術情報発信・流通総合システム)の電子ジャーナル公開システムにおいて閲覧することができます.順天堂医学会のホームページからもご覧いただけますので,ご活用頂ければ幸いです(https://www.juntendo.ac.jp/journal/).「順天堂醫事雑誌」では,医学界の最新知識を紹介するために,特集として総説を毎号に掲載しています.読者の皆様には,特集として相応しい企画等がございましたら,編集室宛にご提案下さいますようお願い申し上げます.450イラスト作者より特集の企画募集〒113-8421 東京都文京区本郷2-1-1 順天堂大学内電話 03-3868-3352 E-mail: jmj@koryo-co.comⒸ The Juntendo Medical Society 2022 Tokyo Japan 発行人 順天堂医学会発行責任者 長 岡   功第68巻 第4号(通刊939)令和4年(2022年)8月31日発行明治8年(1875年)創刊順天堂医学会事務局:電話 03-5802-1586E-mail: j-igaku@juntendo.ac.jp編集・印刷 株式会社 広稜社〒113-0034 東京都文京区湯島2-31-25-4F順天堂醫事雑誌編集室(一財)国際医学情報センター内電話 03-5361-7089 E-mail: jmj@imic.or.jp20220831松本 顕医学部一般教育生物学研究室編集委員長 長 岡  功藤尾祐子町田修一松本顕三井田孝美田敏宏三宅幸子山口智史和氣秀文Michael AndreeffRobert S. BresalierYang KeJoel MossRobert F Whittier加藤 俊介桑鶴 良平小林 弘幸長岡 正範初田 真知子平澤 恵理村上 晶(イラスト)宮道明子編集顧問編集後記順天堂醫事雑誌

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